燃費にこだわる
転がり抵抗を低減することで、省燃費を実現するエコタイヤ
エコカーに乗っている人はもちろん、大好きな愛車に長く乗り続けたいと考える人にとっても、 燃費性能は気になるところだと思います。そんな中、注目を集めているのが、燃費の改善に貢献するエコタイヤと呼ばれる新しい カテゴリーのタイヤです。
燃費に影響する要素は、エンジンのエネルギー効率、エンジンの動力がタイヤに伝わるまでに失われる駆動ロスや空気抵抗などがありますが、
タイヤが転がる時に発生する転がり抵抗も大きな要素の一つです。
タイヤの転がり抵抗とは、タイヤが転がる時に生じる路面との摩擦によって生じる抵抗で、エコタイヤは、
この転がり抵抗を抑えることで、燃費の改善を実現するタイヤです。
転がり抵抗を抑えると聞くと、制動力が落ちるのでは?と安全性に不安を持つ方もいるかもしれませんが、
最近ではゴムの材質が進化して、転がり抵抗の低減と安全性が高いレベルで両立できるようになっています。
走りにこだわる
グリップ力に優れたスポーツタイヤ
ドライバーが操るアクセル、ブレーキ、ハンドルの動きを地面に伝える大事な役目を果たしているタイヤですが、
そのタイヤが持つグリップ力(摩擦力)を重視したタイヤがスポーツタイヤです。
グリップ(GRIP)は「握る、つかむ」を意味する言葉で、ゴルフのクラブなどの握る部分の名称として使われ、
ギュっと握ることができる場合は「グリップが効いている」、汗をかいて滑る場合は「グリップが効かない」と言われます。
タイヤの場合も同じで、通常の乾いた路面(ドライ路面)では、ギュッと地面をつかんで(グリップして)走りますが、
雨や雪、凍結した路面ではグリップが効きにくくなるのでスリップしやすくなります。
これがタイヤのグリップ力(摩擦力)の
基本的なイメージです。急発進、急加速、急停止、急なコーナリングの際にグリップ力が不足していると、タイヤは空転してしまいます。
このことからスポーツタイヤは、スポーツドライビングを楽しむ人はもちろんですが、普通に街乗りドライビングをする人にとっても、
安全性が高いタイヤと言えるためおすすめです。
またスポーツタイヤの中にも、コンフォート性能(快適性・静粛性)を併せ持った商品や、 排水性を重視した設計でウェットグリップ力を高めた商品など様々な種類がありますので、用途に合わせてお選びください。
走行音・乗り心地にこだわる
快適性・静粛性に優れたコンフォートタイヤ
スポーツタイヤと相反するポジションにあるのがコンフォートタイヤです。スポーツタイヤがグリップ力・
スポーツ性能を特長としているのに対して、コンフォートタイヤは快適性と静粛性が特長のタイヤです。
車の快適性、静粛性に影響する要素としては、サスペンションやシートなど車両本体が挙げられますが、路面と接しているタイヤの
性能も大きな要素の一つです。
コンフォートタイヤは、路面からの衝撃を吸収して振動をやわらげたり、サイドウォールの構造を工夫することで乗り心地をよくしたり、
トレッドパターン(タイヤの溝の模様)を工夫することで路面との摩擦音や風切音などの騒音を低減し、静粛性を高めることを重視しています。
快適なドライブを楽しみたい方におすすめです。