軽貨物開業で失敗しないための   3つのポイント③

   

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あなたはドブにお金を捨てますか!

 

昨日のブログでもお話しましたが

「運送業者の選び方を知らなかったがために

高額な商業車を売りつけられ、高い金利の

ローンを支払わされ、あげくの果てに、仕事は

一ヶ月経っても紹介されず支払だけが始まるとしたら・・・。」

 

これは、私が聞いた、実際の話なのですが

開業者募集のチラシをほとんど毎週

折込チラシ各社に出して全国展開している

業界では有名な業者の説明会に行かれ

開業した方のお話しです。

 

 

説明会は、その会社では行われず

市民会館や公共施設を利用しての個別説明を

営業マンが行うと言ったものがほとんどです。

 

まず開業を考えている方へアンケート用紙を手渡し

面接に来られた方の現在の状況を

営業マンが把握しながら話が始まります。

そこで、まず会社の説明をするのが定番なのですが・・・。

 

『実は募集している会社名と

実際に仕事を紹介する会社は別会社です。

 

私どもは○○会社の関連会社でありまして』と言いながら

支店名がズラーと印刷された住所一覧表を見せられ

その全国ネットに圧倒されてしまいます。

 

そして、後に続く言葉は、

『この全国ネットの取引企業から

あなたにあったお仕事を選んで

紹介するシステムになっています。』

 

また、

『私どもの取引企業に対して、

当社が独自の設計した車両を提供することが、

あらゆる荷主様への荷物の対応を約束するもので、

この車両を購入することにより、

初めて安定した開業を

目指すことが出来る・・・』

と言う内容の話しをされます。

 

ここで、簡単に話をまとめると、

【特設車両を購入すれば仕事は紹介する】

と言うことになります。

それではその車両を含めて、いったいいくらあれば

開業出来るのかを知りたいと思いますよね。

 

 

二百五十万!

 

 

そうです、間違いじゃありません。

『二百五十万円で開業出来ます。』

と営業マンは簡単に言ってのけたのです。

 

 

「当時の私は、この不況の中、

早期退職制度で会社を辞めての

独立開業を考えていました。

 

多少の貯えもあるにはありましたが

住宅ローンの支払いなどを考えると

退職金はなるべく使わないで

出来る限り小資本で始められること。

 

年齢制限もなく、個人事業主と言うことも

大きな魅力として、第二の人生を

軽貨物での独立開業を選んだのです。

 

確かに軽貨物事業を起こすことは

小さな会社を作ることと変わりません。

個人事業主でもれっきとした経営者(社長)です。

事業を起こす上で資金はもちろん、必要です。

 

いま会社を設立する為には

1円の資本金で設立出来るかもしれませんが、

IT企業でもない限り

今後の経営に必ず問題が出てきます。

まあ、そのことはさておいて・・・。

 

それにしても、二百五十万円は

当時の私には、大変な金額でした。」

 

 

開業費用を聞いたときは

目の前が真っ暗になったそうです。

しかし、営業マンは、少し自慢げに

 

『開業にあたっては

保障金・加盟金は一切不要であり

車両購入費も全額ローンで

仕様可能でありますので

開業手持ち資金は「0円」にて

開業可能と言うことになります。』

 

そして、

『○○会社の物流顧客から

○○会社を介して業務を受託でき

開業初期、特に運送初心者にとって

困難を極める物流顧客開拓に

苦労することなく業務を開始できます。』

 

 

「そうか、ローンがあれば資本もなくて

仕事が始められる。

月々の返済も数万円で済むのなら

なんとかやれるかもしれない。

全国ネットの会社だから

仕事も自分で営業しないで

紹介してもらえるなら・・・。

 

月収も四、五十万円稼ぐことが出来れば

手取り三十万円ぐらいになるな。」

 

とらぬ狸のなんとやら・・・。

 

「個別説明を終えて自宅に戻り

会場で手渡されたパンフレットを

家内に見せました。

 

一抹の不安もありましたが

自分の置かれている環境【失業】から

早く抜け出したい

新しい仕事への夢と希望で

家族の意見は聞こえませんでした。

 

そして、家族の心配をよそにその翌日

契約を結んだのでした。

 

それから、一週間もたたないうちに

例の特別設計の車両が納車されました。

 

確かに、荷台は積載スペースはじゅうぶんあり

車両の両脇に、大きな○○会社の

ロゴ入りステッカーも目立っていました。

 

こうした時に限って、悪い予感は的中するものです。

納車から一ヶ月が過ぎようとしていました。

 

○○会社から仕事の連絡がないのです。

もちろん、何度か連絡をしてみましたが、返答は・・・。

 

『現在、あなたの適している業務の

内容にあったものがありません、もう少しお待ちください。

都内でしたら、すぐにでもご紹介できる

お仕事があるのですが・・・。』

 

待つしかすべはありません。

しかし容赦なくローンの支払が始まります。

どうなったのか?

 

当然、ローン会社の支払はしなければなりません。

開業準備金がありましたので、それで支払い

それから一週間後、納車からまる一ヶ月して

何とか仕事を紹介してもらえる事になりました。

 

いよいよ、独立開業のスタートでした。

本来であれば、晴れ晴れとした気持ちで迎えるべき

記念すべき一日の始まりのはずが

心なしか梅雨空のようにどこか暗く

そして、憂鬱な気持ちで仕事に向かいました。

 

仕事場まで通勤に約五十分

職種は倉庫の製品管理。

いわゆる倉庫内軽作業でした。

 

どうして、運送が主体ではない仕事に

なってしまったかといいますと

紹介された仕事は、ほとんど待機しているか

もしくは、遠方の仕事だったのです。

 

月々の支払いもあり

いつまでも働かないわけにもいかず

やむを得ず始めることにしたわけです。

何度か紹介される仕事を断れば

その後は、一回紹介してもらう度に

数万円を支払わなければならない事を

聞かされたことも、大きな理由のひとつだったでしょう。」

 

話しの最後、身体を震わせながら

ポツリとため息混じりに言われた言葉が忘れられません。

「ドブに、お金を捨てたようです・・・。」

 

期待と不安に胸を膨らませながら

独立開業から半年後

今、あの特設車両は自宅の駐車場にとまったままです。

ご本人はといえば、サラリーマンにもどり

残ったローンを抱えながら

生活に追われる日々を送っています。

 

正直いいまして、こうした出来事が

起こってからでは

手遅れになりかねません。

しかし、どうしてこんな事が

よく起こってしまうのでしょうか?

 

それは、あなたが、間違った常識を

信じ込まされているからなのです!

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少し話が長くなってしまいました・・・。

この続きはまた次回で

 

それではまた。

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